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アカウミガメの赤ちゃんに逢ってきました

■■アカウミガメ放流ツアーに行ってきました'15■■
ガイドさん
 2015年9月12日(土)、秋晴れの好天の中参加者を乗せた伊那バスは、遠州灘を目指しました。開催日の設定に毎年苦慮するのですが、今年もやはり各地の運動会開催日と重なってしまったようです。座席は、一人2シート。だいぶ豪勢なツアーです。参加人数が少なくて残念ですが、気持ちを切り替えてゆったりとツアーを楽しむことができました。伊那市乗車の参加者をピックアップして、伊那バス本社を7:40に出発したバスは、8:00に駒ケ根市昭和伊南病院で駒ケ根の参加者をピックアップ。飯田インターで待つ参加者は8:40に乗車。一路、恵那サービスエリアに向かいます。今まで10回開催してきた『遠州灘アカウミガメ放流ツアー』ですが、今回は初めてかわいらしいバスガイドさん付です。
 恵那のサービスエリアに向かう車中で、それぞれの参加者が自己紹介です。これも人数が少ないからできたこと。参加者それぞれが名札を付けて、クリップボードに「今日の発見ノート」も挟みました。今日の日程と注意事項が天竜川ゆめ会議の福澤代表から説明されました。その後、平成17年に収録したビデオを見ながら、アカウミガメの放流に向けてモチベーションは上がっていきます。恵那サービスエリアでトイレ休憩、人数確後出発です。恒例、『天竜川カルトクイズ』の始まりです。全部で20問。出題者の倉田事務局長から「今日は、簡単な問題が多いので全問正解が出るかもしれません。」と、アナウンスがありましたが、結果はどうだったのでしょうか?問題は難しいけど、ヒントが簡単だと評判のカルトクイズで盛り上がっているうちにバスは天竜川河口に到着しました。途中、バスガイドさんからは各地の観光や特産物のお話を聞くことができました。夜のお菓子は「うなぎパイ」、昼のお菓子は「しらすパイ」、朝のお菓子は「すっぽんパイ」なんだそうです。帰りに皆さんご購入のようでした。
カメの赤ちゃん5 天竜川河口は初めて、という参加者もありましたが、普段見慣れた上流部の天竜川と川幅はだいぶ違います。「対岸が見えないね。」とか、「どこまで川でどこから海なの?」といった声が聞こえます。強い陽の光と、心地よい風が参加者たちを迎えました。コンクリートの堤防の近くには大きな風力発電の風車が回り、海に目をやると遠くの砂州に4WDが止まっていて、その向こう側に海原が広がっています。天竜川が海と合流する地点を観察した参加者を乗せたバスは、昼食場所の竜洋昆虫観察公園に向かいます。
勉強会2 竜洋昆虫観察公園では、磐田市の職員の皆さんがいつものように迎えてくださいました。早速、研修室でお弁当を広げてお昼です。皆さん銘々に持参したお弁当を頬張ります。食事の後は、昆虫公園の観察です。中には、ウミガメのことは忘れてカブトムシに夢中になっている男の子も見えました。
 お昼を食べて午後1時からは、研修室で環境勉強会です。磐田市の職員の皆さんから磐田市のご紹介と説明の後、国土交通省浜松河川国道事務所の職員のお姉さんから「天竜川のお魚」のお話を聞きます。「みなさぁ~ん。おはようございま~す。」の挨拶に一瞬静かになった研修室は、その後大爆笑の渦になりました。作戦通り完全に気持ちを掴んだお姉さんの話を、子供たちはメモを取りながら真剣に聞き入ります。「大変勉強になりました。ありがとうございました。」と大きな声で挨拶をして、竜洋昆虫観察公園を後にしました。
ウミガメのお話 天竜川カルトクイズで答えられなかった、“天竜川の河口から一番先に架かる橋の名前は?“の答えの『遠州大橋』を渡って、バスは中田島砂丘に向かいます。遠州灘海浜公園の駐車場にバスを止め、参加者は天竜川ゆめ会議ののぼり旗を先頭に、サンクチュアリジャパンの研修室へ移動です。毎年お世話になっているサンクチュアリジャパンのスタッフの方から、アカウミガメが20年かけてアメリカ西海岸まで行ってくる生態や、盗難によってウミガメの卵が盗まれる話を聞きました。肺呼吸のアカウミガメが呼吸のために海面近くに上がってきて、そこに浮かぶレジ袋をクラゲと間違えて誤食し死んでしまうお話も聞きました。「おかあさん、レジ袋はだめだよね。マイバック持っていこうね。」ヒソヒソ声が聞こえました。だんだん、解ってきてくれたみたいです。
上流の砂をプレゼント 一通りの説明を受けた一行は、サンクチュアリジャパンの方の後をついて遠州灘の海岸に向かいます。歩きづらい砂浜を歩く信州の子供達。強い海風を受けながら白い波が立つ海に向かって進みます。今年も、途中の堆砂垣で上流から持参した「砂」をプレゼントしました。海岸に一直線に並んだ参加者の手には、先ほどスタッフの方から渡されたアカウミガメの赤ちゃんが手足をバタバタさせています。良く見ると、ちゃっかりバスガイドさんも子ガメを持っています。やはり初めての経験のようです。自分の顔の前に子ガメを持ってきて写真を撮ってもらう子供達。目はキラキラ輝いています。
放流 「それでは、放流してくださぁ~い。」の声で、子ガメが放たれます。一心に海に向かって歩いてゆく子ガメ。ちょっと斜めになって海に向かうカメ。参加者は、自分のカメを目で追います。砂浜に書かれた線より前には行かない約束です。子ガメを追いかけることはできません。助けに行って海に放すこともできません。ただ、頑張れと応援するだけです。そして、子ガメたちが波にのまれて海に旅立っていきました。これから、彼らの長い旅が始まります。雄のカメは、今日を最後に二度と砂浜に上がることはありません。参加者の皆さんはカメが見えなくなっても、しばらく海を眺めていました。
別れ2 今年も多くの方々にご参加いただいて事故もなく無事ツアーを終えることができました。アカウミガメの小さな命が私たちに教えてくれた何かを参加者の皆さんはそれぞれ心に刻んで頂けたと思います。ありがとうございました。

           (アカウミガメ放流ツアー実行委員会)





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