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侵略植物駆除大作戦”冬の陣”無事完了!

■■ご協力ありがとうございました■■

 平成24年2月5日(日)午前7時30分。前日までの寒さは少し緩みましたが、集合場所で寒さしのぎに焚き火をはじめると、まもなくゆめ会議スタッフが集まり始めました。受付開始時間の8時30分ころには、参加申込みのあった約70名のボランティアの皆さんはほとんど揃いました。

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 9時。まず、天竜川上流河川事務所の蒲原所長さんから、河川行政に対する理解と、地元ボランティアの皆さんによる河川環境整備事業に対する謝辞が述べられました。続いて、天竜川ゆめ会議の福澤代表理事より、参加に対するお礼と安全作業に対する注意事項が説明されました。その後、参加者の皆さんは8名程度の班に分かれて作業に取り掛かりました。午前中は伐採が中心です。切り倒したハリエンジュは随時搬出しやすい長さに切り揃えられ、枝は集積しました。
 ヘルメットとチェーソー、腰にはナタとノコギリ。参加者の出で立ちです。

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 お昼には、恒例のゆめ会議女性スタッフによる『特性とん汁』が振舞わられ、参加者の皆さんは暖かいとん汁を、何杯もおかわりして元気を取り戻しました。1時間程度の休憩を取りたかったのですが、ボランティアの皆さんの「早くはじめて片付けよう!」という言葉に、午後1時前から作業が再開です。
 午後からは、希望者が伐採木の搬出です。軽トラックに目一杯ハリエンジュを積載して自宅へ持ち帰ります。中には自宅と3往復する方もいらっしゃいました。薪ストーブでCo2の削減も進みそうです。参加者の皆さんは、1日の重労働に「くたびれたけど、川が綺麗になって良かったね。」と、口々に成果を確認しながら帰路についたようです。
 最後の方を見送って堤防のキングポストに施錠したのは、午後4時30分を回っていました。冬の日曜日に、河川環境整備にご協力頂きましたボランティアの皆さんに、厚くお礼を申し上げます。また、当日早朝から夕方までご協力頂きました、国土交通省天竜川上流河川事務所の職員の皆様、駒ヶ根市役所の都市整備課の皆様に感謝申し上げます。

 全部は伐採しきれませんでしたが、対岸の堤防や雪を纏った中央アルプスは綺麗に見えるようになりました。伐採前と伐採後の比較写真をご覧ください。写真をクリックすると拡大します。

伐採前:ハリエンジュが茂っています。
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伐採後:少し木が残りましたが、対岸の堤防が見えるようになりました。
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 開催前の朝には河原にたくさんいたカラスがいなくなり、帰りには水辺にイカルチドリを何羽か見かけました。7年前の「天竜川の河畔を考える会」の際に、野鳥の会の方から「河原に大きな木が繁茂していると、大きな鳥が来るので小鳥が近寄れない。大きな木がなくなると、水辺には小鳥たちが帰ってきます。」と説明をいただいたことが思い出されました。

 また、来年の2月にこの場所を続けて整備して行く予定です。多くの皆様のご協力をお願いいたします。
 ありがとうございました。