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天竜川ゆめ会議設立10周年記念フォーラム開催(2) 

■■ 天竜川ゆめ会議 設立10周年記念フォーラム開催 その2 ■■

■基調講演   国土交通省中部地方整備局長 足立敏之様

【自然災害と川づくり】

 足立局長.jpg足立局長の基調講演では、災害に苦しめられた2011年の中部地方の事例が報告され、まず台風12号で被災した紀伊半島の模様が紹介されました。熊野川、小野谷川、那智川の出水の様子、紀伊半島の大規模な土砂災害の模様、道路の寸断など自然災害の脅威を感じました。その際の、国土交通省TEC-FORCEの活動の様子も細かく紹介されました。

 続いて、台風15号の愛知、静岡、岐阜の様子。庄内川の出水の模様も説明がありました。このようなことから、今後の防災の要点として以下の事項が呼びかけられました。
 ・超過洪水を視野に入れた対策の必要性
 ・よりきめ細かい避難対応の必要性
 ・河道閉塞などの大規模土砂災害への備え
 ・信頼性の高い道路ネットワークの確立
 ・国、県、市町村の連携

 天竜川水系でも繰り返される平成18年、平成11年、昭和58年、昭和36年の災害の検証から、防災に関して水害と気候変動、局地的な大雨は増加傾向、台風の大型化、気温上昇と海面上昇、地球温暖化が水分野にもたらす脅威、気候変化による将来的な治水安全度の低下などが新たに指摘されました。

 これらを踏まえて、これからの川づくりに求められる事柄として、
 ・温暖化の影響の懸念から、外力の大きさに対応した洪水対応の検討
 ・応急対策や復旧・復興のしやすい施設整備・地域づくり
足立局長2.jpg ・川らしい川本来の川の営みを生かした川づくり
 ・個別の多自然から、
  河川全体の自然の営みを視野に入れた多自然川づくり
 ・地域の暮しや歴史・文化と結びついた川づくりへ
 ・河川管理全般を視野に入れた多自然川づくり
等が指摘され、「防災力向上」と「河川環境保全」の両立へ向けた提言がなされました。


 その3に続きます。