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★ウミガメに逢ってきました

■■今年も、アカウミガメの赤ちゃんに逢ってきました■■

さあ出発.jpg 2014年9月13日(土)、天候にも恵まれ65名の参加者が2台のバスに分乗して遠州灘でアカウミガメの放流をしてきました。昨年はあいにくの台風で中止となりましたが、今年は絶好調の好天。諏訪市、岡谷市、茅野市の参加者を乗せて出発した1号車は、伊那市、松川町で参加者をピックアップして恵那SAを目指しました。駒ケ根市を出発した2号車も恵那SAに到着。2台は合流して遠州灘を目指します。
天竜川河口2.jpg
 天竜川の河口を見学した後、毎回協力を頂いている磐田市(長野県伊那市、駒ケ根市と友好都市)のご厚意で、磐田市竜洋昆虫自然観察公園で天竜川の勉強会を開催しました。「天竜川の魚たちの」のお話はパワーポイントで解りやすい説明でした。お話が難しくてちょっと眠たくなったチビッコもいましたが、しっかりメモを取って勉強しました。

勉強会.jpg   勉強会2.jpg
上流の砂.jpg 場所を、中田島砂丘に移して地元NPOのサンクチュアリジャパンの皆さんにウミガメの生態について説明を受け、いよいよ遠州灘に。
 山国信州からの参加者は海風を感じるだけでテンションが上がります。まずは、天竜川が運ばなくなった上流の砂を砂丘にプレゼントします。

カメの赤ちゃん.jpg いよいよお待ちかねのアカウミガメの赤ちゃん放流です。一人一匹ずつ手渡されたアカウミガメの赤ちゃんをしっかり観察します。ゴムみたいにプニョプニョでやわらかいけど飛んでいるように足をバタバタさせるウミガメの赤ちゃんのかわいさはたまりません。「放流するの、もったいない気がする。」でも、放流の時間がきました。


放流.jpg 一列に並んで一斉に放流です。赤ちゃんカメたちは海に向かって必死に歩きます。これから彼らの長い旅が始まります。海流に乗ってアメリカ西海岸にたどり着き、再びこの中田島砂丘に戻ってくるまで20年。生存率は1/5000と言われています。メスのウミガメは産卵のために浜に上がりますが、オスのウミガメは今日ここで海に入れば二度と浜に上がることはありません。
 放流したウミガメたちは、時々顔をあげて呼吸をします。その姿が見えなくなるまで、参加者たちは海を見つめていました。

呼吸.jpg  解れ.jpg
 人間の営みが自然に与える影響をまったくなくすわけにはいきません。でも、20年後に帰ってきたウミガメたちが産卵できる砂浜は残しておきたい。せめて、ウミガメたちがクラゲと間違えて誤食してしまう海面に浮かぶレジ袋をなくすことくらいはできそうです。
 「できることからやっていきましょう。」と参加者の皆さんは感想文に書き込んでくださいました。他人ごとではなく、一人一人が自分自身の問題として「環境」を考えることが大切だと感じました。来年も開催する予定です。ご興味のある方は是非、ご参加ください。 (文責:福澤)

※この事業は、(一社)中部ものづくり協会 地域づくり活動助成金を受けて実施しています。



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