■■アカウミガメ放流ツアーに行ってきました'15■■
2015年9月12日(土)、秋晴れの好天の中参加者を乗せた伊那バスは、遠州灘を目指しました。開催日の設定に毎年苦慮するのですが、今年もやはり各地の運動会開催日と重なってしまったようです。座席は、一人2シート。だいぶ豪勢なツアーです。参加人数が少なくて残念ですが、気持ちを切り替えてゆったりとツアーを楽しむことができました。伊那市乗車の参加者をピックアップして、伊那バス本社を7:40に出発したバスは、8:00に駒ケ根市昭和伊南病院で駒ケ根の参加者をピックアップ。飯田インターで待つ参加者は8:40に乗車。一路、恵那サービスエリアに向かいます。今まで10回開催してきた『遠州灘アカウミガメ放流ツアー』ですが、今回は初めてかわいらしいバスガイドさん付です。
◆ 恵那のサービスエリアに向かう車中で、それぞれの参加者が自己紹介です。これも人数が少ないからできたこと。参加者それぞれが名札を付けて、クリップボードに「今日の発見ノート」も挟みました。今日の日程と注意事項が天竜川ゆめ会議の福澤代表から説明されました。その後、平成17年に収録したビデオを見ながら、アカウミガメの放流に向けてモチベーションは上がっていきます。恵那サービスエリアでトイレ休憩、人数確後出発です。恒例、『天竜川カルトクイズ』の始まりです。全部で20問。出題者の倉田事務局長から「今日は、簡単な問題が多いので全問正解が出るかもしれません。」と、アナウンスがありましたが、結果はどうだったのでしょうか?問題は難しいけど、ヒントが簡単だと評判のカルトクイズで盛り上がっているうちにバスは天竜川河口に到着しました。途中、バスガイドさんからは各地の観光や特産物のお話を聞くことができました。夜のお菓子は「うなぎパイ」、昼のお菓子は「しらすパイ」、朝のお菓子は「すっぽんパイ」なんだそうです。帰りに皆さんご購入のようでした。
◆ 天竜川河口は初めて、という参加者もありましたが、普段見慣れた上流部の天竜川と川幅はだいぶ違います。「対岸が見えないね。」とか、「どこまで川でどこから海なの?」といった声が聞こえます。強い陽の光と、心地よい風が参加者たちを迎えました。コンクリートの堤防の近くには大きな風力発電の風車が回り、海に目をやると遠くの砂州に4WDが止まっていて、その向こう側に海原が広がっています。天竜川が海と合流する地点を観察した参加者を乗せたバスは、昼食場所の竜洋昆虫観察公園に向かいます。
◆ 竜洋昆虫観察公園では、磐田市の職員の皆さんがいつものように迎えてくださいました。早速、研修室でお弁当を広げてお昼です。皆さん銘々に持参したお弁当を頬張ります。食事の後は、昆虫公園の観察です。中には、ウミガメのことは忘れてカブトムシに夢中になっている男の子も見えました。
お昼を食べて午後1時からは、研修室で環境勉強会です。磐田市の職員の皆さんから磐田市のご紹介と説明の後、国土交通省浜松河川国道事務所の職員のお姉さんから「天竜川のお魚」のお話を聞きます。「みなさぁ~ん。おはようございま~す。」の挨拶に一瞬静かになった研修室は、その後大爆笑の渦になりました。作戦通り完全に気持ちを掴んだお姉さんの話を、子供たちはメモを取りながら真剣に聞き入ります。「大変勉強になりました。ありがとうございました。」と大きな声で挨拶をして、竜洋昆虫観察公園を後にしました。
◆ 天竜川カルトクイズで答えられなかった、“天竜川の河口から一番先に架かる橋の名前は?“の答えの『遠州大橋』を渡って、バスは中田島砂丘に向かいます。遠州灘海浜公園の駐車場にバスを止め、参加者は天竜川ゆめ会議ののぼり旗を先頭に、サンクチュアリジャパンの研修室へ移動です。毎年お世話になっているサンクチュアリジャパンのスタッフの方から、アカウミガメが20年かけてアメリカ西海岸まで行ってくる生態や、盗難によってウミガメの卵が盗まれる話を聞きました。肺呼吸のアカウミガメが呼吸のために海面近くに上がってきて、そこに浮かぶレジ袋をクラゲと間違えて誤食し死んでしまうお話も聞きました。「おかあさん、レジ袋はだめだよね。マイバック持っていこうね。」ヒソヒソ声が聞こえました。だんだん、解ってきてくれたみたいです。
◆ 一通りの説明を受けた一行は、サンクチュアリジャパンの方の後をついて遠州灘の海岸に向かいます。歩きづらい砂浜を歩く信州の子供達。強い海風を受けながら白い波が立つ海に向かって進みます。今年も、途中の堆砂垣で上流から持参した「砂」をプレゼントしました。海岸に一直線に並んだ参加者の手には、先ほどスタッフの方から渡されたアカウミガメの赤ちゃんが手足をバタバタさせています。良く見ると、ちゃっかりバスガイドさんも子ガメを持っています。やはり初めての経験のようです。自分の顔の前に子ガメを持ってきて写真を撮ってもらう子供達。目はキラキラ輝いています。
◆ 「それでは、放流してくださぁ~い。」の声で、子ガメが放たれます。一心に海に向かって歩いてゆく子ガメ。ちょっと斜めになって海に向かうカメ。参加者は、自分のカメを目で追います。砂浜に書かれた線より前には行かない約束です。子ガメを追いかけることはできません。助けに行って海に放すこともできません。ただ、頑張れと応援するだけです。そして、子ガメたちが波にのまれて海に旅立っていきました。これから、彼らの長い旅が始まります。雄のカメは、今日を最後に二度と砂浜に上がることはありません。参加者の皆さんはカメが見えなくなっても、しばらく海を眺めていました。
◆ 今年も多くの方々にご参加いただいて事故もなく無事ツアーを終えることができました。アカウミガメの小さな命が私たちに教えてくれた何かを参加者の皆さんはそれぞれ心に刻んで頂けたと思います。ありがとうございました。
(アカウミガメ放流ツアー実行委員会)
2015年9月12日(土)、秋晴れの好天の中参加者を乗せた伊那バスは、遠州灘を目指しました。開催日の設定に毎年苦慮するのですが、今年もやはり各地の運動会開催日と重なってしまったようです。座席は、一人2シート。だいぶ豪勢なツアーです。参加人数が少なくて残念ですが、気持ちを切り替えてゆったりとツアーを楽しむことができました。伊那市乗車の参加者をピックアップして、伊那バス本社を7:40に出発したバスは、8:00に駒ケ根市昭和伊南病院で駒ケ根の参加者をピックアップ。飯田インターで待つ参加者は8:40に乗車。一路、恵那サービスエリアに向かいます。今まで10回開催してきた『遠州灘アカウミガメ放流ツアー』ですが、今回は初めてかわいらしいバスガイドさん付です。
◆ 恵那のサービスエリアに向かう車中で、それぞれの参加者が自己紹介です。これも人数が少ないからできたこと。参加者それぞれが名札を付けて、クリップボードに「今日の発見ノート」も挟みました。今日の日程と注意事項が天竜川ゆめ会議の福澤代表から説明されました。その後、平成17年に収録したビデオを見ながら、アカウミガメの放流に向けてモチベーションは上がっていきます。恵那サービスエリアでトイレ休憩、人数確後出発です。恒例、『天竜川カルトクイズ』の始まりです。全部で20問。出題者の倉田事務局長から「今日は、簡単な問題が多いので全問正解が出るかもしれません。」と、アナウンスがありましたが、結果はどうだったのでしょうか?問題は難しいけど、ヒントが簡単だと評判のカルトクイズで盛り上がっているうちにバスは天竜川河口に到着しました。途中、バスガイドさんからは各地の観光や特産物のお話を聞くことができました。夜のお菓子は「うなぎパイ」、昼のお菓子は「しらすパイ」、朝のお菓子は「すっぽんパイ」なんだそうです。帰りに皆さんご購入のようでした。
◆ 天竜川河口は初めて、という参加者もありましたが、普段見慣れた上流部の天竜川と川幅はだいぶ違います。「対岸が見えないね。」とか、「どこまで川でどこから海なの?」といった声が聞こえます。強い陽の光と、心地よい風が参加者たちを迎えました。コンクリートの堤防の近くには大きな風力発電の風車が回り、海に目をやると遠くの砂州に4WDが止まっていて、その向こう側に海原が広がっています。天竜川が海と合流する地点を観察した参加者を乗せたバスは、昼食場所の竜洋昆虫観察公園に向かいます。
◆ 竜洋昆虫観察公園では、磐田市の職員の皆さんがいつものように迎えてくださいました。早速、研修室でお弁当を広げてお昼です。皆さん銘々に持参したお弁当を頬張ります。食事の後は、昆虫公園の観察です。中には、ウミガメのことは忘れてカブトムシに夢中になっている男の子も見えました。
お昼を食べて午後1時からは、研修室で環境勉強会です。磐田市の職員の皆さんから磐田市のご紹介と説明の後、国土交通省浜松河川国道事務所の職員のお姉さんから「天竜川のお魚」のお話を聞きます。「みなさぁ~ん。おはようございま~す。」の挨拶に一瞬静かになった研修室は、その後大爆笑の渦になりました。作戦通り完全に気持ちを掴んだお姉さんの話を、子供たちはメモを取りながら真剣に聞き入ります。「大変勉強になりました。ありがとうございました。」と大きな声で挨拶をして、竜洋昆虫観察公園を後にしました。
◆ 天竜川カルトクイズで答えられなかった、“天竜川の河口から一番先に架かる橋の名前は?“の答えの『遠州大橋』を渡って、バスは中田島砂丘に向かいます。遠州灘海浜公園の駐車場にバスを止め、参加者は天竜川ゆめ会議ののぼり旗を先頭に、サンクチュアリジャパンの研修室へ移動です。毎年お世話になっているサンクチュアリジャパンのスタッフの方から、アカウミガメが20年かけてアメリカ西海岸まで行ってくる生態や、盗難によってウミガメの卵が盗まれる話を聞きました。肺呼吸のアカウミガメが呼吸のために海面近くに上がってきて、そこに浮かぶレジ袋をクラゲと間違えて誤食し死んでしまうお話も聞きました。「おかあさん、レジ袋はだめだよね。マイバック持っていこうね。」ヒソヒソ声が聞こえました。だんだん、解ってきてくれたみたいです。
◆ 一通りの説明を受けた一行は、サンクチュアリジャパンの方の後をついて遠州灘の海岸に向かいます。歩きづらい砂浜を歩く信州の子供達。強い海風を受けながら白い波が立つ海に向かって進みます。今年も、途中の堆砂垣で上流から持参した「砂」をプレゼントしました。海岸に一直線に並んだ参加者の手には、先ほどスタッフの方から渡されたアカウミガメの赤ちゃんが手足をバタバタさせています。良く見ると、ちゃっかりバスガイドさんも子ガメを持っています。やはり初めての経験のようです。自分の顔の前に子ガメを持ってきて写真を撮ってもらう子供達。目はキラキラ輝いています。
◆ 「それでは、放流してくださぁ~い。」の声で、子ガメが放たれます。一心に海に向かって歩いてゆく子ガメ。ちょっと斜めになって海に向かうカメ。参加者は、自分のカメを目で追います。砂浜に書かれた線より前には行かない約束です。子ガメを追いかけることはできません。助けに行って海に放すこともできません。ただ、頑張れと応援するだけです。そして、子ガメたちが波にのまれて海に旅立っていきました。これから、彼らの長い旅が始まります。雄のカメは、今日を最後に二度と砂浜に上がることはありません。参加者の皆さんはカメが見えなくなっても、しばらく海を眺めていました。
◆ 今年も多くの方々にご参加いただいて事故もなく無事ツアーを終えることができました。アカウミガメの小さな命が私たちに教えてくれた何かを参加者の皆さんはそれぞれ心に刻んで頂けたと思います。ありがとうございました。
(アカウミガメ放流ツアー実行委員会)
| 12:00
■■『中部のいい川づくりシンポジウム』開催■■
~「多様化する”いい川づくり”の制度」運用促進に向けて~
私の大好きな水辺の風景写真コンテスト入賞作品 「清流と緑」小林紀一氏
【開催日・会場】
■日時:平成27年10月3日(土)シンポジウム 10:30~16:30
平成27年10月4日(日)エクスカーション 9:00~12:00
■場所:駒ケ根市文化会館 大ホール、中ホール
天竜川上流河川事務所、太田切・与田切床固工群、かわらんべ
※資料取り出しはこちらから:リーフレット・開催趣旨 ⇒ シンポジウムチラシ
開催概要・参加申込用紙 ⇒ 参加申込用紙
【開催趣旨】
戦後のわが国は、全国総合開発計画により計画的に荒廃した国土の復興を進め、短期間で国力の回復と経済発展を遂げました。そのような背景の中で、急速な開発により変化した我が国の“川”を復活させるための河川環境行政は、「水質の改善」→「河川空間の確保」→「河川の持つ親水性の向上」→「まちづくりと川づくりの一体化」→「生態系と生物重視」→「川の営みを生かした川づくり」と、考え方を変化させながら取り組んできました。それに伴い国民の求める“いい川づくり”の施策として「ふるさとの川モデル事業」、「ラブリバー制度」、「多自然型川づくり」、「水辺の楽校プロジェクト」、「かわまちづくり事業」、「多自然川づくり」等を推進してきました。
そして、平成25年6月12日に「水防法及び河川法の一部を改正する法律」が改正され、この中で河川協力団体制度が創設されました。河川協力団体制度とは、自発的に河川の維持、河川環境の保全等に関する活動を行うNPO等の民間団体を河川管理者が支援するものです。これには、河川協力団体としての活動を適正かつ確実に行うことができると認められる法人等が対象となります。現在、河川管理者に対して申請を行い河川協力団体指定として指定されている団体は、全国で国土交通大臣指定193団体、都道府県知事指定2団体、計195団体(H27.04.10現在)となっています。指定された河川協力団体は、全国各地でそれぞれが独特な河川との関わりを持ちながら継続的に日々活動を展開しています。
これからの“川づくり”を考えるときに、どのように「多様化する様々な“いい川づくり”の制度」を運用することが適切であるかを見極めることが大切になります。当シンポジウジウムでは、中部地方整備局管内で地域の実情に応じた多岐にわたる河川管理の充実を図るため、
市民団体がどのような活動を行っているのか。また、活動するなかでどのような課題を抱えているかを抽出し、その課題に対する取り組み方を議論することによって河川協力団体制度を含む“いい川づくり”の制度運用推進を目指します。さらに、河川協力団体への登録を希望する市民団体が、登録後の諸団体の活動状況を参考に各団体の登録への一助となれば幸甚です。
一連の議論が、河川環境整備や河川設計・施工に係わる方々の河川への取り組みに関して一石を投じる企画となると期待しています。
【開催日・会場】
■日時:開会 平成27年10月3日(土) 10:30~ シンポジウム
解散 平成27年10月4日(日) ~12:00 エクスカーション
■場所:駒ケ根市文化会館 大ホール、中ホール
天竜川上流河川事務所、太田切・与田切床固工群、かわらんべ
■参加費:無 料
■対象:一般市民、住民で河川環境や景観に関心の高い方、行政、設計・施工事業者の川づくり担当者
河川環境研究者、河川協力団体、今後河川協力団体の指定を予定している団体
【プログラム概要】一部予定、敬称略
■平成27年10月3日(土)駒ケ根市文化会館 大ホール
10:00 《開 場》 受付開始
10:30 ~《開会の辞》 駒ヶ根市長 杉本 幸治
10:40 ~《主催者挨拶・趣旨説明》 NPO法人天竜川ゆめ会議 副代表理事 吉川 篤
10:45 ~《基調講演》「まちづくりと川づくり」(仮) まちの縁側育み隊 延藤 安弘
11:30 ~《現状報告》「河川環境行政の動向」(仮)
国土交通省水管理・国土保全局 河川環境課 三橋 さゆり
12:00 ~《現状報告》「中部地方整備局管内の河川協力団体の動向」(仮)
国土交通省 中部地方整備局 河川部 河川環境課 川瀬 宏文
12:20 ~《昼 食》 各自(弁当予約制) 中ホール解放
13:00 ~《事例報告①》 「ゆめ会議の川への関わりと課題」
NPO法人天竜川ゆめ会議 副代表理事 橋爪 和也
13:15 ~《事例報告②》 「ようこそ藤前干潟へ!」
藤前干潟クリーン大作戦 実行委員長 坂野 一博
13:35 ~《事例報告③》 「諏訪湖浄化の活動報告と課題」(仮)
下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会
13:50 ~《休憩》
14:00 ~《公開討論》 「多様化する“いい川”づくり制度の運用推進に向けて」
コーディネーター 山道 省三(NPO法人全国水環境交流会)
パネリスト ・国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 三橋 さゆり
・藤前干潟クリーン大作戦実行委員会 坂野 一博
・愛知川の会 近藤 朗
・NPO法人天竜川ゆめ会議 福澤 浩
15:30 ~《休憩》
15:40 ~《表彰》私の大好きな水辺の風景写真コンテスト
飯田市長賞、伊那市長賞、駒ヶ根市長賞、飯島町長賞、中川村長賞、
宮田村長賞、カメラのキタムラ賞、他
16:10 ~《総評・総括》天竜川上流河川事務所所長 中谷 洋明
16:20 ~《謝辞・閉会の辞》 NPO法人天竜川ゆめ会議 代表理事 福澤 浩
16:30 ~ 閉会
17:00 ~ 懇親会受付
17:30 ~ 懇親会開会 駒ヶ根駅前アルパ3F
■平成27年10月4日(日)天竜川上流河川事務所集合
8:45 ~《集 合》 受付開始
9:00 ~《エクスカーション》 出発
・太田切川床固工群整備のその後 天竜川上流河川事務所説明
・与田切川床固工群整備・21世紀の森と水 天竜川上流・飯島町説明
・天竜川総合学習館 かわらんべ 天竜川上流河川事務所説明
12:00 ~ 解散
【主催・共催】
■主催:特定非営利活動法人天竜川ゆめ会議
■共催:(予定)国土交通省中部地方整備局 天竜川上流河川事務所/三峰川総合開発事務所
/天竜川ダム統合管理事務所/駒ケ根市/駒ケ根市教育委員会/長野県/長野県治水砂防協会
/(一社)長野県建設業協会/(一社)長野県測量設計業協会/(一社)長野県南部防災対策協議会
/(一社)南信防災情報協議会/(一社)建設コンサルタンツ協会関東支部長野地域委員会
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人天竜川ゆめ会議 事務局 Tel 0265-83-7744 Fax 0265-83-7745
長野県駒ヶ根市赤穂14616-67 ㈱緑地計画内 福澤・倉田
※当シンポジウム参加者には、測量系CPD・建設コンサルタント系CPD・施工管理技士会CPDSを付与予定。
~「多様化する”いい川づくり”の制度」運用促進に向けて~
私の大好きな水辺の風景写真コンテスト入賞作品 「清流と緑」小林紀一氏
【開催日・会場】
■日時:平成27年10月3日(土)シンポジウム 10:30~16:30
平成27年10月4日(日)エクスカーション 9:00~12:00
■場所:駒ケ根市文化会館 大ホール、中ホール
天竜川上流河川事務所、太田切・与田切床固工群、かわらんべ
※資料取り出しはこちらから:リーフレット・開催趣旨 ⇒ シンポジウムチラシ
開催概要・参加申込用紙 ⇒ 参加申込用紙
【開催趣旨】
戦後のわが国は、全国総合開発計画により計画的に荒廃した国土の復興を進め、短期間で国力の回復と経済発展を遂げました。そのような背景の中で、急速な開発により変化した我が国の“川”を復活させるための河川環境行政は、「水質の改善」→「河川空間の確保」→「河川の持つ親水性の向上」→「まちづくりと川づくりの一体化」→「生態系と生物重視」→「川の営みを生かした川づくり」と、考え方を変化させながら取り組んできました。それに伴い国民の求める“いい川づくり”の施策として「ふるさとの川モデル事業」、「ラブリバー制度」、「多自然型川づくり」、「水辺の楽校プロジェクト」、「かわまちづくり事業」、「多自然川づくり」等を推進してきました。
そして、平成25年6月12日に「水防法及び河川法の一部を改正する法律」が改正され、この中で河川協力団体制度が創設されました。河川協力団体制度とは、自発的に河川の維持、河川環境の保全等に関する活動を行うNPO等の民間団体を河川管理者が支援するものです。これには、河川協力団体としての活動を適正かつ確実に行うことができると認められる法人等が対象となります。現在、河川管理者に対して申請を行い河川協力団体指定として指定されている団体は、全国で国土交通大臣指定193団体、都道府県知事指定2団体、計195団体(H27.04.10現在)となっています。指定された河川協力団体は、全国各地でそれぞれが独特な河川との関わりを持ちながら継続的に日々活動を展開しています。
これからの“川づくり”を考えるときに、どのように「多様化する様々な“いい川づくり”の制度」を運用することが適切であるかを見極めることが大切になります。当シンポジウジウムでは、中部地方整備局管内で地域の実情に応じた多岐にわたる河川管理の充実を図るため、
市民団体がどのような活動を行っているのか。また、活動するなかでどのような課題を抱えているかを抽出し、その課題に対する取り組み方を議論することによって河川協力団体制度を含む“いい川づくり”の制度運用推進を目指します。さらに、河川協力団体への登録を希望する市民団体が、登録後の諸団体の活動状況を参考に各団体の登録への一助となれば幸甚です。
一連の議論が、河川環境整備や河川設計・施工に係わる方々の河川への取り組みに関して一石を投じる企画となると期待しています。
【開催日・会場】
■日時:開会 平成27年10月3日(土) 10:30~ シンポジウム
解散 平成27年10月4日(日) ~12:00 エクスカーション
■場所:駒ケ根市文化会館 大ホール、中ホール
天竜川上流河川事務所、太田切・与田切床固工群、かわらんべ
■参加費:無 料
■対象:一般市民、住民で河川環境や景観に関心の高い方、行政、設計・施工事業者の川づくり担当者
河川環境研究者、河川協力団体、今後河川協力団体の指定を予定している団体
【プログラム概要】一部予定、敬称略
■平成27年10月3日(土)駒ケ根市文化会館 大ホール
10:00 《開 場》 受付開始
10:30 ~《開会の辞》 駒ヶ根市長 杉本 幸治
10:40 ~《主催者挨拶・趣旨説明》 NPO法人天竜川ゆめ会議 副代表理事 吉川 篤
10:45 ~《基調講演》「まちづくりと川づくり」(仮) まちの縁側育み隊 延藤 安弘
11:30 ~《現状報告》「河川環境行政の動向」(仮)
国土交通省水管理・国土保全局 河川環境課 三橋 さゆり
12:00 ~《現状報告》「中部地方整備局管内の河川協力団体の動向」(仮)
国土交通省 中部地方整備局 河川部 河川環境課 川瀬 宏文
12:20 ~《昼 食》 各自(弁当予約制) 中ホール解放
13:00 ~《事例報告①》 「ゆめ会議の川への関わりと課題」
NPO法人天竜川ゆめ会議 副代表理事 橋爪 和也
13:15 ~《事例報告②》 「ようこそ藤前干潟へ!」
藤前干潟クリーン大作戦 実行委員長 坂野 一博
13:35 ~《事例報告③》 「諏訪湖浄化の活動報告と課題」(仮)
下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会
13:50 ~《休憩》
14:00 ~《公開討論》 「多様化する“いい川”づくり制度の運用推進に向けて」
コーディネーター 山道 省三(NPO法人全国水環境交流会)
パネリスト ・国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 三橋 さゆり
・藤前干潟クリーン大作戦実行委員会 坂野 一博
・愛知川の会 近藤 朗
・NPO法人天竜川ゆめ会議 福澤 浩
15:30 ~《休憩》
15:40 ~《表彰》私の大好きな水辺の風景写真コンテスト
飯田市長賞、伊那市長賞、駒ヶ根市長賞、飯島町長賞、中川村長賞、
宮田村長賞、カメラのキタムラ賞、他
16:10 ~《総評・総括》天竜川上流河川事務所所長 中谷 洋明
16:20 ~《謝辞・閉会の辞》 NPO法人天竜川ゆめ会議 代表理事 福澤 浩
16:30 ~ 閉会
17:00 ~ 懇親会受付
17:30 ~ 懇親会開会 駒ヶ根駅前アルパ3F
■平成27年10月4日(日)天竜川上流河川事務所集合
8:45 ~《集 合》 受付開始
9:00 ~《エクスカーション》 出発
・太田切川床固工群整備のその後 天竜川上流河川事務所説明
・与田切川床固工群整備・21世紀の森と水 天竜川上流・飯島町説明
・天竜川総合学習館 かわらんべ 天竜川上流河川事務所説明
12:00 ~ 解散
【主催・共催】
■主催:特定非営利活動法人天竜川ゆめ会議
■共催:(予定)国土交通省中部地方整備局 天竜川上流河川事務所/三峰川総合開発事務所
/天竜川ダム統合管理事務所/駒ケ根市/駒ケ根市教育委員会/長野県/長野県治水砂防協会
/(一社)長野県建設業協会/(一社)長野県測量設計業協会/(一社)長野県南部防災対策協議会
/(一社)南信防災情報協議会/(一社)建設コンサルタンツ協会関東支部長野地域委員会
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人天竜川ゆめ会議 事務局 Tel 0265-83-7744 Fax 0265-83-7745
長野県駒ヶ根市赤穂14616-67 ㈱緑地計画内 福澤・倉田
※当シンポジウム参加者には、測量系CPD・建設コンサルタント系CPD・施工管理技士会CPDSを付与予定。
| 00:00